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「今日は飲み会なのに、生理と重なってしまった…」という経験がある女性も多いのではないでしょうか?「そもそも生理中にお酒を飲んでもいいの?」「体調が悪くなったらイヤだな」など、いろんな不安を抱えている人もいるはず。
今回は生理中にお酒を飲んでいいのか、また飲み会と生理が重なってしまったときに注意したいポイントなどについて紹介します。
生理中にお酒を飲むことは、必ずしもダメなわけではありません。しかし、心と身体の状態がいつもとは違うので、普段よりも控えめにしておきましょう。
ただし、妊娠中の飲酒は胎児に大きな影響を与えてしまうので、必ず避けるようにしてください。痛み止めなどの鎮痛剤を服薬している場合も、薬の副作用がいつもより強く出てしまう可能性や、内臓へのダメージを考えて飲酒は控えるようにしましょう。
生理中にお酒を飲むと、心や体にどんな変化が起こるのでしょうか?
生理中は体内の血液量が少なくなってしまうので、脱水や貧血状態になることがあります。
身体から血液が失われた状態で利尿作用のあるアルコールを摂取すると、脱水症状を起こしやすくなってしまうのです。さらに、貧血になり頭痛やめまい、息切れなどの体調不良が起こる可能性もあります。
生理中はホルモンの影響で、心と体のバランスが崩れやすい人が多いです。
ホルモンバランスを整えるには、良質な睡眠が必要不可欠。飲み会で帰りが遅くなったり、アルコールの影響で寝つきが悪くなったりしてしまうと、どうしても睡眠の質が悪くなってしまいます。
また、生理中のイライラや気分の落ち込みなどをお酒で紛らわすのは、アルコールへの依存性が高くなってしまいます。心のバランスが崩れていると感じるときは、お酒ではなくハーブティーやアロマなどでリラックスしたり、ためらわずに産婦人科で相談したりしてくださいね。
生理中は体内の血液量が減り、飲酒すると血中のアルコール濃度が高くなってしまいます。また、生理中は鉄欠乏性貧血によって心拍数が上がりやすく、いつもよりアルコールが回って酔いやすい状態になると言われています。
生理中の飲酒は、NGではありません。しかし、普段通り飲んでしまうといつもより酔ってしまったり、体調不良になったりする可能性があるので注意が必要です。
ここでは、生理中にお酒を飲む時に注意したいポイントを紹介します。
生理の時は、お酒の量をいつもより控えめにすることを意識しましょう。
一般的に女性は男性よりもお酒に弱く、アルコールを分解する力は1/2~2/3ほどだと言われています。個人差はありますが、生理時の飲酒は身体の不調が悪化しない程度にしておきましょう。
無理してお酒を飲むのではなく、ノンアルコールで参加するというのも選択肢のひとつですよ。
冷たい飲み物を飲んで体が冷えると生理痛が悪化してしまうことがあるので、温かいお茶やホットドリンクなどを飲みながら、できるだけ体を温めるようにしましょう。
飲み会の会場は空調が効いて夏でも寒いことがあるので、羽織などがあると安心です。
また、糖質をたっぷり含んだビールや甘いカクテルなどは、ホルモンバランを乱す原因になることも。生理中に飲むなら、低糖質のハイボール、ウイスキー、赤ワインなどがおすすめです。
飲酒時に水分をこまめに摂ることも大切なポイントです。「お酒で水分は摂れているんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、アルコールの利尿作用によって、飲んだお酒以上の水分が尿として出てしまうのです。
生理中に飲酒するときは、お酒と交互に飲むチェイサー(水など)で水分補給するようにしましょう。チェイサーは、二日酔いや飲み過ぎの予防にも効果的。体への負担を和らげるために、アルコールと一緒にお水もしっかり飲むようにしてくださいね。
体調があまり良くないときは、無理せず断ることも大事です。
「楽しみにしていた飲み会なのに」「ずっと前から約束していたのに…」と、残念な気持ちになるかもしれません。しかし、心と体のバランスが崩れやすいときに無理をするのは禁物ですよ。
「生理痛がひどいので欠席します」と言いにくい場合は、「体調が悪くて」「病院に行くことになって」と伝えてもいいでしょう。デリケートな時期は自分の体調と相談しながら、できるだけストレスフリーに過ごしたいですね。
生理中の飲酒はいつもより控えめを心がけて、ほどほどにしておくことが大切。無理に周りのペースに合わせようとせず、体調に不安があれば飲み会を欠席するというのも1つの手段です。お酒と生理の関係を理解して、上手に付き合っていきたいですね。