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新型コロナウイルス感染拡大により、私たちの生活様式も大きく変化しました。会食においても、感染リスクを下げるためのマナーとして「マスク会食」が呼びかけられています。今回は、感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫や、マスク会食での過ごし方などについて紹介します。
新型コロナウイスルは、特にどのような場面で感染リスクがあるのでしょうか。まず、感染リスクが高いとされる5つの場面を確認しましょう。
アルコールを飲むと気分が高まり、いつもより注意力が低くなってしまいます。また、聴覚の働きも鈍ってしまうので、声も大きくなりやすいです。大皿から料理を取り分けたり、回し飲みをしたりするのも感染リスクを高めてしまう行動です。
大人数で長時間の飲食は、感染リスクを高めてしまうので控えましょう。政府は、クラスターの8割以上が5人以上の会食で発生していると会見で明らかにしています。会食は4人以下で、短時間を心がけましょう。
マスクなしで会話すると、飛沫感染のリスクが高くなります。マスクを着けていない飲食時は、なるべく話さないようにしましょう。また、カラオケや移動中の車内などでも注意してくださいね。
狭い空間は密になりやすいので、注意が必要です。さらに共同生活の場合、長時間同じ空間で過ごすことになるので、どうしても感染リスクが高まります。寮や共用トイレ、共用手洗い場などからも感染が広がった例も報告されています。
居場所や環境が変わると、気持ちが緩んで感染リスクが高まる可能性があります。更衣室、喫煙所などの場所だけでなく、休憩などで気持ちが切り替わる場面でも注意が必要です。
新型コロナ対策として、政府はマスク会食を推奨しています。今までになかった新しい取り組みですが、マスク会食では一体どのように過ごせば良いのでしょうか?
マスク会食は、飲食中も小まめにマスクを着用することで、飛沫感染を防ぐことを目的としています。具体的には、飲食をする時にマスクのヒモを片方持って外し、食べ物や飲み物を口に運んだあと、すぐにマスクを付けるようにします。できるだけ飛沫を飛ばさないように、マスクを外すのは必要最低限にして、みんなが安全に食事をするためのマナーです。
マスク会食をしたことがない人は「ちょっと食べにくそう…」と思われるかもしれませんが、実際にやってみた人はどんな感想なのでしょうか?
マスク会食の経験がある人からは「食べ物の感想をすぐに言えないのが地味につらい」「マスクを取っている間は話せないので、微妙な沈黙の時間ができる」などの声がありました。しかし「やっているうちに慣れてくる」「オンライン飲みばかりだったので、とにかくみんなと同じ空間にいられるのが嬉しい!」というポジティブな意見も。自由におしゃべりできないので、多少もどかしさはあるかもしれませんが、慣れれば普通の飲み会のように楽しめそうですね。
マスク会食では、どうしても飲食をする時にマスクが汚れやすくなってしまいます。衛生的にも良くないので、マスクは汚れたら変えるようにするのがベターです。また、付け外しをするときにマスクに触れる機会も多くなってしまいます。できるだけマスクは外気に触れる外側を触らないようにして、耳にかけるヒモを持つようにしましょう。
マスク会食は、飲食時の感染リスクを下げるために大切な新しいマナーですが、同時に手洗い・消毒・密を避けるという基本的な予防対策も忘れず徹底しましょう。
また、フェイスシールドやマウスシールドはマスクよりも効果が弱いと言われています。そのため、マスクが着用できる人はフェイスシールドなどよりも、できるだけマスクを着けるようにしましょう。
他にも、少しでも「いつもと体調が違うな」と感じたら、会食には参加しないようにしてください。幹事は、お店を選ぶ時に感染予防対策がしっかり取られているかどうかをチェックすることも大切です。みんなができるだけ安全に、楽しく会食の時間を過ごせるように、一人一人がきちんと対策をしていきましょう。
新型コロナはまだまだ未知のウイルスなので、これからさらに新しく効果的な対策方法などが出てくるかもしれません。正しい情報を基に、自分たちの生活様式や予防対策もアップデートさせながら、みんなが安心して会食を楽しめるように配慮することを心がけたいですね。