ドレスコードって何？大人の男性・女性なら知っておきたい意味や種類について紹介！

「ドレスコード」という言葉は聞いたことがあっても、はっきりとした区別がつかないという人もいるのではないでしょうか？また、ドレスコードの中には昼と夜で変わるものや、明確に区別されていないものなど、いろんな種類があるのです。
今回は、大人の男性・女性が知っておきたい、ドレスコードの意味や種類について紹介します！

なぜドレスコードが必要なのか？

ドレスコードとは、会場の雰囲気を壊さないように配慮することから始まったエチケットです。日本語では服装規定と呼ばれ、行事によって主催者側から設定されています。もし、ビジネスなどが関わっているパーティーにドレスコードを無視した服装で参加すると、会社自体の評判を悪くしてしまうかもしれません。TPOに合ったファッションをすることは、大人にとって大切なマナーの１つなのです。
パーティーによってドレスコードは異なるので、参加前に招待状などをしっかり確認してみてくださいね。分からない場合は、主催者や会場などに問い合わせてみましょう。

ドレスコードの種類や、男女別の例

ドレスコードは、格式が高い順に以下のような種類があります。男女別にファッションの例なども紹介するので、出席前にぜひチェックしてみてくださいね。

フォーマル（正装）

最も格式が高いドレスコードはフォーマルで、昼はモーニングコート、夜は燕尾服やタキシードを着用するのが一般的。女性の場合、昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスが正装です。着用する機会は少ないですが、結婚式の新郎新婦、公式の晩餐会などで求められます。

セミフォーマル（準礼装）

セミフォーマルは、特に着る機会が多いファッション。結婚式や披露宴に参列するときに求められるような服装です。他にも入学式や卒業式などの式典や、祝賀会などでも着られます。男性の場合だと昼はディレクターズスーツで、昼夜着用するならブラックスーツ。女性だと昼間は露出をおさえた上品なファッション、夜は適度に肌を見せて華やかな印象にするのもOKです。また、ドレスだけでなくパンツスタイルでも問題ありません。

インフォーマル（略礼装）

結婚式の二次会、身内だけで行うパーティーやお祝いの席などは、インフォーマルファッションが多いです。男性はダークカラーのスーツやスリーピースなどが一般的。女性はフォーマル、セミフォーマルでは無地が基本ですが、インフォーマルは柄物のアイテムなどを取り入れてもOKです。ただし、丈が短すぎるスカートはマナー違反なので、ヒザ～ヒザ下丈のものを選んでくださいね。
結婚式などの招待状に「平服でお越しください」と書かれている場合は、インフォーマルスタイルで出席しましょう。

スマートエレガンス

スマートエレガンスは、一番フォーマルに近いカジュアルスタイルといったファッションです。男性は、ネイビーやグレーのスーツなどが活躍するでしょう。また、素材や色柄のルールもあまりないので、シャツやネクタイ、チーフなどで遊び心をプラスするのも素敵です。女性はレースやチュール、シフォンなどを使った、トレンドを意識したアイテムなども取り入れられるので、華やかなオシャレを楽しんでみてくださいね。

ビジネスアタイア

ビジネスアタイアの“アタイア”とは、“儀式”という意味。ビジネスに関連したパーティーなどで使われることが多いこちらのドレスコードでは、男性は上下が揃ったスーツがマストです。普段のビジネススタイルと違う印象にするためには、光沢のあるネクタイやチーフなどで、エレガントな雰囲気を演出してみてください。女性も、基本的にビジネススーツ着用になります。リクルートスーツでもマナー違反ではありませんが、シンプルすぎるファッションだと豪華な会場の雰囲気に合わないので、パールネックレスやコサージュなどの小物を取り入れて華やかな印象をプラスしましょう。

スマートカジュアル

スマートカジュアルは定義がはっきりしたものではありませんが、堅苦しくないけれど、きちんとして見えるファッションをイメージしてみてください。カジュアルと言っても、ハーフパンツやダメージジーンズなどはNGですよ。男性の場合は、ジャケットを着用するようにしましょう。ジャケットを羽織っていれば、中に着るのは襟付きのシャツでなくても、ニットやTシャツ、タートルネックなどでもOKです。女性は、普段着よりきちんとして見えるスタイルを意識しましょう。清楚で上品な女子アナ風ファッションをイメージすると、分かりやすいかもしれませんね。
招待状などに「普段着でお越しください」と書いてあった場合は、スマートカジュアル以上の服装で行くのが無難と言えます。