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まだまだ暑い日が続きますが、食べ物の中には体を冷やす効果が期待できる食材があることを知っていますか？
ホームパーティー料理にも上手に取り入れて、体の中から暑さ対策をしてみましょう！
今回は、体を冷やす効果がある食材について紹介します。

体を冷やす・温める食材があるって本当？

中国を中心に東アジアで行われてきた「中医学」の中に、五性という考え方があります。
五性とは食材がもたらす性質のことで、寒(かん)、涼(りょう)、平(へい)、温(おん)、熱(ねつ)の5種類に分けられます。
このうち、寒性と涼性に属する食べ物には体を冷やす性質があるとされ、食事に取り入れることで、暑い季節も心と体のバランスを整えることができると言われていますよ。
作用には個人差がありますが、ぜひ意識してみてはいかがでしょうか？

体を冷やす食材の一覧

野菜

・レタス
・キャベツ
・白菜
・ほうれん草
・小松菜
・トマト
・キュウリ
・ナス
・ゴーヤ
・もやし
・オクラ　など

果物

・バナナ
・パイナップル
・マンゴー
・メロン
・ミカン
・梨
・キウイ　など

その他

・酢
・マヨネーズ
・豆腐
・牛乳
・豆乳
・ビール
・コーヒー
・緑茶　など

体を冷やす食材の見分け方

体を冷やす食材には、いくつか見分け方のポイントがあります。
中には例外もありますが「これは体を冷やす？温める？」と考えて、調べてみるのも楽しいですよ。
それでは、火照った体をクールダウンさせてくれる食材の見分け方をチェックしてみましょう。

地上で育つか、地下で育つか

体を冷やす食材を見分けるときは、地上で育つのか、地下で育つのかを考えてみましょう。
人間の体を冷やす作用があるトマト、キュウリ、ナスなどの地上で育つ野菜は、地面の上で育つことで外気に触れ、野菜自身の温度を外に逃がしているとされています。
一方で、体を温める作用があるニンジン、ゴボウ、レンコンなどは野菜の温度を逃さないように地面の中で育つと言われています。
「この野菜は体を冷やす？温める？」と悩んだら、どのように成長するかを考えてみると見分けやすいかもしれませんよ。

どのような環境や地域で育つか

どのような環境・地域で育った食べ物かというポイントで、ある程度見分けることもできるでしょう。
野菜やフルーツなどは、その土地の気候に順応して育ちます。
そのため暑い地域で収穫される野菜やフルーツは、自身の温度を外に逃がしながら育つため、食べた人間の体も冷やしてくれるような作用を持っているのです。
フルーツを例にすると、温暖な気候で育つバナナやマンゴーなどは体を冷やし、寒い地域で育つリンゴやブドウ、サクランボなどは体を温める働きがあります。

発酵しているか

同じ材料からできた食材でも、発酵しているかどうかで体を冷やす・温める作用が変わってきます。
たとえば大豆は平性(体を温めたり冷やしたりする性質がない)ですが、豆腐になると体を冷やす寒涼性になり、発酵させて納豆になると体を温める温性になります。
また体を冷やす牛乳も発酵すると体を温める作用があるチーズになり、寒性の白菜も唐辛子と一緒に漬けて発酵させたキムチにすると温熱性に変化します。
このように食材は発酵させると、元の性質より温熱性寄りになる傾向があると覚えておくと良いでしょう。

旬の食べ物で見分ける

夏に旬を迎える食材は体を冷やし、冬に旬を迎える食材は体を温める食材が多い傾向があります。
旬の食材は栄養価が高く、その季節に体が求めている効能を持っています。
たとえば夏が旬のトマトは、体を冷やす作用だけでなく、強い紫外線による日焼けから肌を守る抗酸化パワーにも注目が集まっていますよ。
旬の食材は味が濃くて美味しい上に、新鮮なものがリーズナブルなお値段で手に入るのも嬉しいポイントです。

色で見分ける

体を冷やすか温めるかは、食材の色である程度見分けることもできます。
白菜や小松菜、キュウリといった白や緑などの寒色系は体を冷やし、ニンジンやカボチャといった茶色や赤、オレンジなどの暖色系は体を温める作用がある食材が多いと言われています。
トマトやみかんなどの例外もありますが、なんとなく想像しやすい見分け方として意識してみてはいかがでしょうか？

パーティー料理に体を冷やす効果がある食材を取り入れることで、暑さ対策ができるだけでなく、季節を感じたり、旬の食材で栄養をたっぷり摂ったりすることができますよ。

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